忍者ブログ

二段さき

noteには書きにくい話をしています。ツイッター備忘録的な。 創作投稿報告も兼ねています。

推し同人作家の話(2)

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

推し同人作家の話(2)

暗い気分になりたくなくて(1)をすっとばした人向けに説明すると、私は文豪ストレイドッグスの「敦鏡」というカプに再会しました。私は文ストは割と手当たり次第にカプを書いていたくらい、思い入れが強いのですが、それにしても、その再会は運命的でした。

 敦鏡ワンドロに二次創作短歌を投稿したのがきっかけでした。


はんぶんこよりはすこしおおめに、とよそってしまういつものあさげ
「ときどきは奮発してもいいと思う」神妙な顔でパピコの片割れ
はんぶんこ部屋の中を区切るとき、心の境は越えたくてなおお題「はんぶんこ」


 文ストはキャラ名を直接ツイートするのはご法度です。当時、どこまで名刺作成メーカーが浸透していたか、わかりませんが、私は直接ツイートで、そのみっつをタグ付けで投げ込みました。やっぱり、二次創作短歌がある、というのはだいぶ特殊で異色だったようで、「なんか面白い」っていうツイートがちらほら見られました。それ以前は、舞台「黒の時代」の影響でワンドロとかでもなく、孤独に二次創作短歌をつくっていたのですが、そこでやっと日の目を見る事になったのです。その中でも、みそ汁さんの反応は圧倒的に違いました。短歌という世界に触れた経験はそうなさそうなのに、「読み」がとてもうまい。私は、歌会で読みを求められると戸惑ってしまうタイプなので、本当に感動しました。いくつかワンドロタグで投稿し、「黒の時代」の短歌集を作っている時に、敦鏡短歌集としてまたべつでまとめようと決めました。
敦鏡短歌集「鏡なす君と

 みそ汁さんに表紙をお願いしました。表紙を見ればわかると思いますが、「はんぶんこ」のふたつめのうたを絵に起こしてくれたのです。(実は「黒の時代」短歌もめちゃくちゃ褒めてもらったものなので、それはそれで読んで欲しいです)

 みそ汁さんとはその後交流が続き、私の同人誌表紙制作がきっかけで、同人誌を自身も作ることを決意してくれました。実際、彼女の描く敦鏡二次創作は、一枚絵であれ、漫画であれ、とても「面白い」のです。私は(1)でも書いているのですが、「二次創作を読むのが苦手な二次創作者」です。それでも、「面白い」と思ってしまった。彼女の作品の良さは、絵の巧拙ではなく、自分が表現できる可能性をはかった上で、そこに常にチャレンジしているところです。多分彼女の過去ツイートでたくさん作品を見ることが出来ますが、敦鏡という概念に抵抗がなければ、割とすんなり「面白い」と思えるんじゃないかな、と期待します。原作の持つ要素を分解し、そこに上手にifを描くのが、二次創作の良さだとしたら、確実に彼女は同人作家としては大成功なのです。

「きみのとなり」
これが同人誌デビュー作です。キャプションには、「新婚さんのふたりがご挨拶に行く話です。」そう、本当にそれだけの話です。でも、敦鏡がどういうカップリングであるかを知っているひとならば、その意味がどれだけ深いものか、というのをうっすらでもわかってもらえると思います。彼女が好きな概念の話を、本当に短いページ数でまとめあげた傑作です。敦鏡好きで読んでないのは、本当にもったいない、と何度も言いたいです。

「招宴に行こう!」
一作目が好きな「概念」の話だとしたら、今作は好きな「性癖」の話です。「女装潜入の話です。」そう、本当にそれだけの話です。(二回目)なんですが、これは漫画がうまいなあ、って思いました。(それ故に落丁がもったいないのですが)敦が努力するのを見守る、という構図が私はとても好きで、そういう意味でも推してしまいたくなる一冊です。

「春光チェリーブロッサム」
とん汁さんとの合同誌です。とん汁さんの作品も好きなんで、どっちも読める良い一冊です。「学パロ・学ストで年齢操作あります。」私は無知なので文迷などの知識が足らないところがあり、たぶん知ってたらニヤッとするポイントもあると思います。前二作と違って、ifの醍醐味を存分に味わわせてくれる同人誌らしい同人誌です。「そう来たか!」って本当に膝を叩きました。「きみのとなり」との併読をお勧めします。


「敦鏡アンソロジー『ヨコハマサニーデイ』」
アンソロジーです。私も参加しているが、それより、みそ汁さんの話をしたい。みそ汁さんと会うたびに話している、好きなところの話です。他の作品も、絵が綺麗だったり、かわいらしいんですが、私は自分の作品とみそ汁さんの作品を並べてある本が欲しかったので寄稿しました。本当に、ガチ恋です。

 私はガチ恋を拗らせて、みそ汁さんのツイッターを本当に薄目で見る生活をしています。いや、ちゃんと見ろ? うん……。これ書きながら、推し同人作家のこと、「こんなに紹介したい」気持ちと、「俺だけが知っていたい」気持ちとえんえんバトルしてました。

 推し同人作家の話(1)(2)を書こうと思ったのは、割と先程までガチ恋感想戦をみそ汁さんとやっていたからなのでした。会ってないんですけど、互いに号泣しながらメッセージ飛ばしていて、周りからはだいぶ奇異な目で見られていたと思います。
 二次創作を好きになれたきっかけを与えてくれた人はいくらかいますが、その中でも恩人のふたりをどうしても書き残しておきたかったのです。よければ、みそ汁さんの二次創作を読んでください。ものぐさ太郎はとりあえず、みそ汁さんのpixivとtwitter見てください。マシュマロでめっちゃ神作家だって伝えてあげてください。私がやると、本当に呪いみたいになるので……。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

P R